kodori

Kodoriヒューマン・ストーリー
あとがき
94歳の女将。好奇心のおもむくままに、自分の感覚を頼りにやってきた。
年齢にも世間の価値観にもとらわれず、「こうあるべき」をかろやかに超えて、今、ここを生きている。
50代のOttiさん、40代のマギーさんと亜弓さんは、そんな女将を敬愛している。
3人もまた、さまざまな経験を重ねながら、それぞれの場所に立つ。道はつながっている。

Kodoriは、こんなふうに、勇気をもって生きる人たちを支えてくれる。
亜弓さんは、店に立つときにずっと履いていたりもする。「めっちゃ楽」だし、「指またの当たりがやわらかくて、そこで安定するから」。「お洋服にも合うし、おしゃれ」というOttiさんは「日本人は草履と捉えるかもしれないけど、海外の方にしたら、もっと自由なイメージなんじゃないかな」と言う。
そして、マギーさんは実感している。「誰かとおんなじ顔をしてるんじゃなくて、その人らしく、自信を持って生きている女性。そういう人たちが履くと、個性が出てくる。それがkodori」。
20代の「ハイヒール草履」から、
94歳の「kodori」へ
時代は変わっても、クラフツマンシップに溢れる、時代の先をゆく革新的なものづくりは、ひとりの女性の人生においてつながっている。確かなものづくりは古びることなく、時が経ってもまた、新鮮にで受けいれられるのだろう。
そして、そのものづくりには、女性たちを足元から支えたい、安心してほしいという願いが込められている。いくつになっても、どんな時も、しっかりと大地を踏みしめて、毎日を生きていけばいい。彼女たちのように、背筋を伸ばし、楽しみを見いだしながら。
今とこれからを生きる人たちの拠りどころであり、勇気の源となる。Kodoriは安心と希望のアイコンだ。